総州書房雑録

読んだ本の感想、考えたことを書いて行きます。

2020-02-16から1日間の記事一覧

徳、常に、術に勝る。

孟夏の太陽 (宮城谷 昌光 著) を読んだ。 古代中国のとある国において、国家を主導した宰相の一族の 栄枯盛衰を描いた短編集である。 宮城谷先生の著作はどれもこれも、 己の人としての、在り方を問われるものだ。 ここのところ、題名にある言葉をよく考え…